第5回「近江地域再生フォーラム」の報告
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・*.。★┏┓ ここでなりわいを生む ★。.*・’
~地域資源のデザインと地域再生~
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◆ 開催日時 : 平成21年12月5日(土) 午後1時~4時 4時30分~6時まで交流会
◆ 会 場 : 滋賀県立琵琶湖博物館 ホール
◆ テ ー マ : 「ここでなりわいを生む―地域資源のデザインと地域再生―」
◆ 講 師 : 松場登美氏(株式会社石見銀山生活文化研究所取締役所長)
◆ 対談ゲスト : 嘉田由紀子氏(滋賀県知事)
◆ 対談司会 : 上田洋平(滋賀県立大学地域づくり教育研究センター)
◆ 参加人数 : 約100名
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★ 当日の様子はこちらの記事よりどうぞ
1.講演「地域資源のデザインと地域再生」 (90分)
「草の種は、たとえ落ちたところが岩の上であっても、そこに根をおろさなければならない」。
松場氏が石見銀山のまち大森町に嫁いだ日、親族から言われたこの言葉は、その後の松場氏の生き方にとって決定的な意味を持つはなむけの言葉であったが、今になって氏の話を聞いた者は、この言葉が、以後の松場氏の人生を、その時点で暗示するものであったことを知る。
他の人の身に起こったならば偶然としか受け取らないかもしれない数々の出会いを運命として受け止めて自分化する能力(「心想事成))を発揮して、「世の中が捨てたものを拾う」ことを心に誓い、地域発のファッションブランド「群言堂」の立ち上げ、地域文化の価値の再発見、古民家の改修、若者の雇用創出など、松場氏の「復古創新」実践の歩みを、一息に追体験するような濃密な90分間であった。
松場氏が語り、あるいは松場氏に影響を与えたという「復古創新」や「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」「田舎と都会、古いものと新しいもの。
自然と人工的なもの。これらを対立させるのではなく、さまざまなものを取り込んで新しいライフスタイルや価値観を築いていくことが、わたしたちの使命ではないか」といった言葉や考え方は、驚くほど「地元学」の思想と重なり通じ合うものがあった。
松場氏にとって大森は、かならずしも、親族が例えた「岩」のように不毛の土地ではなく、むしろ、当時の(あるいは現代においても)日本から失われつつあったものの宝庫であり、その宝に自らも磨きをかけて、大輪の花を咲かせた草の種であったことを納得した。
様々な経験を経た上に打ち立てられた同社の「We are here」という社是は、コミュニティ・ビジネスの極意をあらわすだけでなく、人びとが今いる場所に誇りを持って生きることの素晴らしさや喜びを力強く訴えかけてくる。
2.対談「ここでなりわいを生む」 (80分)
年齢は一歳違い、アメリカのホームドラマやそこに描かれる文明への憧れとそれへの疑い、、当時としては破天荒な生き方、まず生活者として考えるという姿勢をはじめ、同じ時代の空気を吸って歩んできた松場登美氏と嘉田由紀子氏は、傍目にも、また、本人同士もそのことを認めてもいるように、非常に共通項が多い。
対談では、同時代を生き、片や実業家、片や知事、それぞれの立場で活動を続ける二人のパワフルな女性同士の対談となった。
互いに共通項を多く持つことで、コミュニティ・ビジネスというなりわい、知事というなりわいの中身や意味の違い、それぞれの独特な悩みが際立つ場面もあり、大変興味深いものになった。
知事の発言や素振りからは、自分の思う道を突き進み、ゆっくりと時間をかけて、たおやかに歩む松場氏への憧れとともに、抜き差しならない県政を預かる立場にある者が感じる緊張感や重圧が垣間見える場面もあったが、近々結婚するという男女の若者聴講者とのやりとりなどには会場からも笑いが漏れ、全体を通して、お互いに親近感を持つ者同士での、和やかな雰囲気の対談になった。
最後には知事自ら近江環人のポスターを掲げてこの取り組みを称え、人材育成の大切さをPRする場面もあった。
3.交流会 (90分)
講演・対談終了後は、場所を博物館内生活体験工房に移し、かまどで炊いたごはんと、道の駅「おうみんち」の地産地消の惣菜をいただきながら、松場氏を囲んでの交流会が催された。
参加人数は30人。
知事も途中まで参加し、講師と滋賀の元気な活動人、環人や聴講者の交流の輪が広がった。一同大いに盛り上がって終了した。(事務局 上田洋平)
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【カテゴリー: 事務局からのお知らせ, 公開特別講義, 地域再生学特論 — nkon @ 1:38 PM 2009 年 12 月 24 日 】



