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地域診断法特論

地域における人間、文化、環境、およびソフト、ハードの課題を、さまざまな側面にわたる調査データおよび既存データを駆使して読み解く技術を示すとともに、地域の現状を地域に即して分析、評価するための手法を示す。

2009年度シラバス(PDFファイルが開きます)

2008年度シラバス(PDFファイルが開きます)

学座生による講義レポート

 
       ☆::::::::::::::::::::::::::::::::::::近江環人3期生 : 小川 哲史
小川

 地域診断法とは字の如く、地域を診断する手法を学ぶ授業です。

 言うなれば、統計データや文献資料、地図や実地でのフィールドワークといった様々なツールを駆使してその地域の特質を客観的に評価するということだと思うのですが、それらの効果的な選択や適切な使用方法など、現実的かつ実用的な知識や技術の習得にまで展開していく点で、大学の授業の中でも非常に新鮮に感じたのを覚えています。

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 私が近江環人への参加を希望したのは、現在も所属している近江楽座採択プロジェクトの一つである
Taga-Town-Projectの活動に参加していたことが大きく関係しています。
 Taga-Town-Projectとは、多賀町をフィールドにまちづくり活動を展開している団体で、今年で5年目を迎えます。
 活動内容としては主に地元の祭りである万燈祭への参加、住民を対象としたワークショップの企画、また地産材を用いた駅前看板やパーゴラなどの制作と多岐に渡りますが、活動がまちに定着できていると言えない現状にあると実感していました。
 そこで、Taga-Town-Projectでの活動を通じて感じたこと、経験したことをより確実な知識や技術として身につけ、今後の活動に活かしていきたいと考え、近江環人の受講を決めました。

地域診断法(ワークショップ) 

 授業の内容としては、毎週の講義の他に、そこで学んだことを実地で活かすことに重点を置いたプログラムが組まれているように感じました。

 具体的には、各班3〜4人ずつ3つの班に分かれてそれぞれ一つの地域を選定し、その地域を診断してマトリックスを作成するというものでした。
 授業の最終回に成果発表会が行われ、そこでは各チームの発表にそれぞれ特色がでていたのが非常に興味深かったです。
 姉川班は、授業で習った技術を総合的に用いてその地域を俯瞰的に診断したプレゼンテーションであったのに対して、豊郷班はより地域に根ざした実地的な視点から診断したプレゼンテーションであると感じました。
 私たち多賀班のテーマとしては、一般に議論される中心市街地の衰退に主眼を置くのではなく、その表裏一体の関係にある限界集落に目を向け、中心市街地と共存していく可能性を探ろうという試みであったといえると思います。
 
地域診断法

 実際に取り組んでみて、やはり知識を知識としてただ身につけて終わりではなく、それを実践して経験として蓄積するという行為が重要で、そこまでプログラムに組み込まれたこの授業は、非常に先鋭的な試みであると感じました。

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 今回、地域診断法の授業で学んだことは、今後の私にとって、すごく意味のあるものになったと感じています。
 人は誰でも、つい無意識的に物事を主観的に捉えてしまいますが、一度その物事を引いた目で客観的に俯瞰してみることで、善くも悪くもその地域の特色を浮き彫りにすることができると学びました。
 が、これがなかなか難しく、今後私が様々な活動に取り組んでいく先々で、いつまでも課題として立ちはだかってくれそうな気がしています。

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